この先もずっと、キミの隣で。

花火が始まる。夏の風物詩。やっぱり綺麗だ。

音とか色とか、花火に合わせて流れる音楽とか、全部良い。


周りにいる人たちもみんな同じ気持ちで花火を見ている気がした。

花火を見上げる先輩の横顔も、負けないぐらい綺麗だった。


「麦ちゃん」

花火が終わった頃、先輩に改まった雰囲気で話しかけられた。

「はい」

「この後近くの公園で話さない?」

「はい、もちろんです」

人混みを抜けて、地元の公園へ向かった。