島崎さんが間を置いて話始めた。
「あっと、そのことなんだけど、
 愛梨さえよければ、このまま、ここに住まない?」
「え?」
「嫌なら無理にとは言わないけど、
 俺、愛梨にいて欲しい。
 あの団地の屋上にいた君はキレイだった。
 一目惚れしたようだ。
 理由を聞いて、さらに、骨折をして、これなら、もしかしたら一緒にいれるかもって思って声かけてみた。」

「え?あっ。
 そうだったんですね。
 私、単なるお手伝いにしか思われてないと思ってたんで、治ったら、終わりだと思ってました。
 めちゃくちゃ嬉しいです。
 島崎さん、私、島崎さんが好きです。」