彼の手がさらに器用さを発揮させるのは夜、凛音に触れる時だ。
流れるように服のボタンを外し、下着まで取り去ると繊細に、時に大胆に身体中に触れる。いつも凛音は彼の器用さに翻弄されるばかりだ。
でも凛音が一番好きなのは自分と手を繋いでくれた時の手だ。
大きくて無骨に見えるけど繊細で――そして包み込むように温かい。まるで彼自身を表ししているようだと思う。
だから、彼に手を握られると、幸せな気持ちになる。
――今みたいに。
凛音が幸せな気持ちで瞼を開けると、今夢の中で想っていた人物の顔が視界に入ってくる。
血の気が引いたような顔色の暁斗が凛音の右手を両手で包み込むように握っていた。
「あきと、さん……?」
「凛音、気づいたか」
暁斗は安心したように、「はぁー……」と、包み込んでいた凛音の手ごと両手を額に当てると、肺から酸素を全部出すような長い溜息を吐いた。
流れるように服のボタンを外し、下着まで取り去ると繊細に、時に大胆に身体中に触れる。いつも凛音は彼の器用さに翻弄されるばかりだ。
でも凛音が一番好きなのは自分と手を繋いでくれた時の手だ。
大きくて無骨に見えるけど繊細で――そして包み込むように温かい。まるで彼自身を表ししているようだと思う。
だから、彼に手を握られると、幸せな気持ちになる。
――今みたいに。
凛音が幸せな気持ちで瞼を開けると、今夢の中で想っていた人物の顔が視界に入ってくる。
血の気が引いたような顔色の暁斗が凛音の右手を両手で包み込むように握っていた。
「あきと、さん……?」
「凛音、気づいたか」
暁斗は安心したように、「はぁー……」と、包み込んでいた凛音の手ごと両手を額に当てると、肺から酸素を全部出すような長い溜息を吐いた。



