「合コン行きたいから」 「え」 ……聞き間違いかな? もう一度耳を澄ますけれど。 「ご、う、こ、ん。行きたいんだ〜」 …………は? 私は、目をぱちくりさせた。 瞬きの合間に見えるのは、パーマのかかった髪を指で遊ばせる市川の姿だ。 「インスタで超タイプな女子大生に声かけたんだけど。留衣の写真見たみたいで、"この子が来るんだったら合コンしてあげる"って言われてさ〜」 ………この男、ふざけ散らかしている。 「さようなら」 真剣に考えた私がバカだった。