「………え」 なおしてって… 私が、三咲の体質を……? 「なおす方法が…あるの?」 私は混乱した頭のまま、冷静を装って口を開く。 "女に触れると涙が出る"体質。 それがなおる方法があるのなら──── まっすぐな瞳を市川に向けると。 「それはわからないけど〜」 市川は、重い空気を一蹴するような軽い口調で言った。 「留衣が女の子と喋っててほんとびっくりしたんだよ〜。だから、絃ちゃんならできるかなって。」 そんな、無責任な…!