雨降り王子は、触りたい。




しばらくして三咲は、笑いを零した。



「ははっ」



そして─────



「この人、女じゃないじゃん?」



こちらを指差す三咲に、私はポキポキと指を鳴らす。



「しばく」



…ほら見たことか。

私たちの間には、和佳の期待している様なものなんて、全く生まれていないんだ。