雨降り王子は、触りたい。





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「そうだったんだぁ……」

「なんか訳はありそうって思ってたけど。びっくりだわ」



のえると和佳がそう漏らしたのは。

三咲が今までダテメガネを掛けていた理由、自分の体質のことを話したからだ。



場所は中庭。昼休み。

本当は三咲と2人でご飯を食べるつもりだったけれど。

和佳が「付き合うことになったこと、詳しく聞かせてよ〜!」と言うものだから、結局のえると市川と杉山も誘って6人で食べることになった。

いつも3人で過ごす場所に、三咲たちがいる。

なんか不思議な感覚。



広々とした中庭の真ん中にある、木を囲うようにして設置されたサークルベンチ。

いつもはそこに並んで食べるけれど、今日はそうもいかない。