雨降り王子は、触りたい。




『さすがチカ。可愛くない女にも優しいのな。』

少し距離が遠ざかったり、



『簡単に触らせないで。』

近付いたり、繰り返して。



『体質なおったら、言いたいことある』

同じ気持ちになれたんだ。






「俺の方が好きだと思う」



そう言った三咲は、乱れた私の前髪を整えて。



「……雨宮と、付き合いたい」



目を伏せて、そう言った。