「なんであんたがっ」
「久しぶりに萌絵のお母さんと連絡とって、その時に萌絵の昔のわんぱくな写真あれば送ってくださいってお願いしたんだ〜」
……なるほど。
萌絵ちゃんにとってこの写真たちは、自分の築き上げたイメージを崩してしまうもので。
これが流出してしまうことは、私が思うより大事らしい。
「マ、ママ……」
萌絵ちゃんはへたへたと、堪忍したようにベンチに腰を下ろした。
「萌絵、これSNSにあげられたくないよね?」
力なく頷く萌絵ちゃん。
すっかり小さくなってしまった萌絵ちゃんに、市川は視線を合わせるようにしゃがんで。
真顔を向けて言った。
