雨降り王子は、触りたい。




「大丈夫じゃないって………」



どういうこと?

その言葉の意味をすぐに理解することができず、私は眉を寄せる。

─────と、その時。



「!?」



稲妻が直撃したかのような衝撃が走った。


─────ぽろぽろぽろ…


私の目に写ったのは、涙。

三咲の瞳からは涙が、ひっきりなしに溢れていた。


ドクッ───。

心臓が大きく反応する。

な、なんで……