雨降り王子は、触りたい。




それはもちろん、快晴レッドのこと。

私が快晴レッドを好きなことは、和佳とのえるしか知らない。
恥ずかしくて、隠していることだから。



気が強そうとか、サバサバしてそうとか、私はそんな印象を持たれがちで。

ソラキュアが好き、だなんてキャラに合ってない。

─────だけど。

三咲なら、絶対笑わないよね。



「……ソラキュア」



私の小さな声は、一瞬で空気に溶けていく。



「へ?」

「ソラキュアって知らない?どちらかというと小さい女の子向けのアニメだから知らないかな?正式名称はラブリーお天気戦士・ソラキュアっていうんだけど、」



絶対笑うような奴じゃないって…わかってるのに。

もし変だと思われたらどうしようって気持ちが、私を空回りさせる。