雨降り王子は、触りたい。




「はい、これで」

「まいどー」



袋に入れられた快晴レッドのお面。

男性はそれを会長から受け取ると、屋台から少し離れたところで私に握らせた。



「どうぞ」

「あ、ありがとうございます…」



いい人………!

最初は警戒していたくせに、あっさりと尻尾を振っている私は単純な人間なのかもしれない。



だけど、それくらい嬉しいことなんだ。
だって本当に、初代のグッズって少ないから…!



「本当にもらっていいんですか?」

「うん、全然、あげるあげる」



神様…!

ニコニコと微笑む男性に、私はペコリと頭を下げた。



チラリと袋の中を見ると、快晴レッドが笑っていて。
釣られるように、満面の笑みが溢れる。