雨降り王子は、触りたい。




『………本当にごめんね。』

「………は?」



突然の謝罪に、目が点になった。



ごめんって…なにが?
意味わかんないんだけど。

どっちかというと合コン抜け出した俺のこと、もっと責めたっていいくらいなのに。

なんで急にごめん…?



電話越しでも伝わるただならぬ雰囲気に、ゴクリと唾を飲む。

すると次の電車のアナウンスが小さく聞こえて。
俺は場所を移動することにした。

チカの声、聞こえないと困る。

俺は足早に、ホームの外を目指す。



『ごめん。俺のせいで、こんなことになって。』

「こんなこと?」

『…体質のこと。』