雨降り王子は、触りたい。




ぎゅっと、三咲にもらった水を握りしめると。



「耐性、つけたくて。」



発せられたのは、予想外の答え。

私はキョトンと目を丸くした。



「……たいせい?」

「そう。…最近この体質、なおしたいって思うことがあって。」



────ドクン。

落ち着きかけていた心臓がまた大きく動く。



体質なおしたいって…まさか、好きな人できた……とか?



「そう…なんだ」



平静を装うものの手に力が入って、簡単に潰すことができる素材のペットボトルは、べこっと大きく音を立てた。