「このメンバーで会うなんて、この前の抹茶パフェぶりかな?」

「そうだね」



三咲はというと、黙って市川の後ろに立っていて。
どんな顔をしているのか全くわからない。



サイダーの缶がジワジワと汗をかき始めている。
ぬるくなりそうだ。

…もう帰りたい。

だけどのえると杉山のいい感じの会話が続いていて、帰るに帰れない。



「じゃあ今日はのえるちゃんからしてきて?」

「う、わかったよ……」



……2人の仲、知らない間になんか縮まってない?

満更でもなさそうな表情ののえるに、関心を寄せていると。



「抹茶パフェといえば。今日はあの辺りの店で合コンだねぇ留衣、銀太」



市川の言葉にピクリ、耳が反応した。