雨降り王子は、触りたい。




そんなことを考えていると、店員さんがやってきた。

注文したものが次々とテーブルに並べられていく。

店員さん側に座っている私は、それぞれのパフェを奥へと回す。



「うわぁ〜!美味しそうっっ」

「………っ」



のえるは歓声をあげ、三咲は静かに目を輝かせる。

そんな中、私の正面に座る市川の声がした。



「絃ちゃんの、こっちじゃない?」



そう言われて、私は自分の手元のパフェを確認してみる。

…正直、抹茶白玉パフェとか、抹茶ゼリーパフェとか、抹茶小豆パフェとか、あまり違いがわからない。