雨降り王子は、触りたい。




もちろん反対しているのは、のえるだけではない。
市川の隣にも1人、顔を曇らせている男がいる。



「なんでそうなんの…」



三咲は大きな溜息を吐いた。



これは想像とは違う展開だ…。

あれよあれよと進んでいく話に、私はただ耳を傾ける。



「一緒にたい焼き食べるって決めたとこじゃん、和佳ぁ」

「いいじゃんたまには大人数も。せっかく誘ってくれてるんだし。んー…でもそうだなぁ。たしかに和菓子の口になってるよね。」

「あ、じゃあ俺抹茶パフェ美味しい店知ってるよー」



市川の提案に、和佳とのえるは目を輝かせた。