翌日から、学校に行くことにした。
朝、玄関を出ると、山崎さんと健くんがいた。
「どうしたんですか?」
「おはよう。」
「おはようございます。」
「昨日、裕太に頼まれた。みゆを迎えに来た。俺たちが居れば、何もしてこないと思う。だから、朝・夕は送り迎えする。」
「いいですよ。大丈夫です。」
「大丈夫じゃない。裕太が、あんなことになったんだ。」

「よろしくお願いいたします。」
「じゃあ、行こう。」

こうして、毎日、山崎さんと健くんが送り迎えをしてくれた。