冷めない熱で溶かして、それから。



「どうしてですか、事実なのに」
「もうこの話は終わり!」

「先輩の男装かぁ。先に俺に見せてくれませんか?愛でる時間が欲しいです」

「……っ、ぜったいに見せません!」


 愛でるって……この間みたいなことをされるのかと想像してしまい、それだけで顔が熱くなる。


「あ、先輩が照れてる。もしかして想像しちゃいましたか?」

「そんなこと……‼︎」


 図星のため、上手く言葉が返せない。
 これだと認めているようなものだ。


「どんな想像ですか?俺が現実にしてあげますよ」

「結構です!それより松野くん、起きてるなら離れてください!」


 さっきから松野くんが近くて落ち着かないのだ。