冷めない熱で溶かして、それから。



 それを不服に思ったのだろう、松野くんに頬を軽くつねられる。


「松野くんが心配だったから……やっぱり無理するのはダメだよ」


 でもこれで少しは楽になるかな……と思う。


「週に2回はどうかな?」
「先輩は俺を苦しめたいんですか」

「え、ダメ……?」
「せめて3回にしてください」

「3回……わかった」


 3回も多い気はするけれど、毎日よりは良い。


「はぁー、なんかすごく複雑です」
「複雑……?」

 大きなため息を吐いたかと思うと、松野くんは私の肩に頭を乗せてきた。

 ためらいもなく私に触れてくるけれど、私はあの一件は忘れていないからね。


 とはいえ抵抗するほどのことでもなく、おとなしく受け入れる。