冷めない熱で溶かして、それから。



 それってまた体調が悪くなって倒れる、ひなはの繰り返しになるのでは……?


「あの、松野くん」
「なんですか?」

「こうやって一緒に行くのも、毎朝じゃなくて回数を決めませんか……?」



 そうでもしないと、松野くんはまた体を壊して倒れてしまいそうだ。


「……嫌です」

 ムスッと、松野くんが拗ねた子供のように唇を尖らせる。
 不機嫌な雰囲気を隠さない今の松野くんは、年相応の少年のようだった。


「もう松野くんに無理してほしくないよ」

 私の気持ちが伝わればいいなと思いながら、じっと松野くんを見つめる。


「……っ、そんな顔で見ないでください。俺が折れるしかないじゃないですか」

「じゃあ……っ!」

「なんでそんなに嬉しそうなんですか。俺は嫌だって言ってるのに」


 松野くんが受け入れようとしてくれてことで、つい喜んでしまう。