冷めない熱で溶かして、それから。



 けれど松野くんからは、まさかのお断りの返事が届いた。
 内容は、先生に放課後の居残りを命じられたらしい。

 じゃあ今日はもう無理かな……。


「まさかここで諦めるとか、そんなこと言わないよね芽依?」

「うっ……」


 璃花子ちゃんは何でもお見通しのようで、彼女の言葉にギクッとする。


「で、でも松野くんが……」

「そこは“じゃあ待っとくね”って言うべきでしょ!いいの?このまま中途半端な関係が続いて」

「それはやだ……」


 曖昧な関係をはっきりさせたい。
 私はそう思っている。

 待つと決めたけれど、ただ待っているのは嫌だ。