「えーっ!後輩くん、最高に男前じゃん!」


 文化祭明けの最初の登校日に、さっそく璃花子ちゃんに何があったのかと迫られ、正直に話していふところだった。

 あの日、私と松野くんは時間を忘れるようにふたりであんなことやこんなことをして……璃花子ちゃんから「今どんな感じ?」とメッセージがなければ、我に返らずどこまでしていたんだろうと思う。


 思い出すだけでぶわっと顔が熱くなった。
 璃花子ちゃんも青春だと騒いでいる。


「じゃあついにふたりは付き合うことになったんだね!」

「つ、きあう……?」
「後輩くんとだよ!ふたりで愛し合ったんでしょ?」


 愛し合うって言い方がちょっと……それに私は松野くんと付き合ったわけじゃな……。