冷めない熱で溶かして、それから。



 うそ……メッセージが送られてからまだそこまで時間が経っていない。

 たった数分の間にメッセージを見て、ここまで駆けつけてくれたの?


「ま、松野くん……⁉︎」

 慌てて駆け寄ると、松野くんは息を整えながらじっと私を見つめてきた。


「良かった……先輩の友達、本当に容赦ないですね」
「えっ、と」

「こんな荒い手段で呼び出すなんて」
「ご、ごめんね……!松野くんにも予定があったはずなのに」

「いえ、先輩に会いたいとしか思ってなかったです」
「でも友達とまわってて……」


 会いたいと思ってくれたのは嬉しいけれど、松野くんの時間を邪魔しているようでなんだか申し訳ない。

 友達も……きっと女の人たちも、松野くんとまわりたかったはずだよね。