冷めない熱で溶かして、それから。



 そういえばメイド服が見たいって言っていたような……。

 じゃあ、本当に来てくれるかも?
 璃花子ちゃんは100%と言っていたけれど、来てくれるのかと不安になった。

 いや、けれど松野くんも色々と忙しいはず。
 もし来れなかった時は、きっと忙しくて連絡に気づいていないんだろうなと思うことにしよう。


 もし今も女の人たちとまわっていたら、こっちに来て欲しいなという思いもあった。

 彼女でもないのに、こんなことを考えるのはどうかと思ったけれど。


 少しだけ待ってみよう。
 もし来られそうになかったら、着替えて璃花子ちゃんを探しに──


「先輩!」

 そのとき、教室のドアが乱暴に開いた。
 びっくりしたけれど、ドアが姿を表したのは松野くんだった。

 走ってきたのか、息が乱れている。