クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!


服はゆったりしたニットに細身のジーンズをチョイス。


片手にトートバッグを持って財布とスマホ、それから図書館で借りていた本を入れた。


メガネをかけて出かける準備はバッチリ。


鏡でもう一度チェックしてから部屋を出た。



「お母さん〜!図書館に本、借りに行ってくる」


「あら。わかったわ。あまり帰り、遅くならないようにね」


「はーい。行ってきます!」



お母さんに一言声をかけてから家を出た。


ーガチャ。



「うー………寒っ!」



ドアを開けるとビュウ………と風が吹き抜ける。少し風が冷たいけど天気は快晴で雲ひとつない青空が広がっている。


カラッとした空気が私をまとう。



「はぁー、気持ちいい〜」



深呼吸をひとつしてから歩き出した。


目指すは県立図書館。
そこの図書館は私の行きつけで、カウンターの人とはとても仲良し。


今日はいるかな?