クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!


「あ、あれ?届かない………!」



順調に進んでいた作業だったけど、最後の一冊をしまう場所が高いところにあって届かない。


うーん………と背伸びをしてみるけどチビな私はあともうちょっとのところで身長が足りない。



「貸して」


「え?あ………」



いつの間にか後ろにいた五十嵐くんが本を私から取るとなんなく戻した。



「ありがとう」


「ん。どーいたしまして。………っていうか、清水さん、身長何センチ?」


「え?私?私はね、153センチ。なんで?」



お礼を言ったら何故か身長を聞かれた。



「いや、別に。………届かないところがあれば遠慮なく僕を頼って」


「あ、ありがとう………?」



なんだったんだろう………。
こころなしか、五十嵐くんの顔が赤かったような……。


頭の中がはてなマークでいっぱいになりながらもまた作業を開始した。


日誌を書いて…………。


ーガタッ。


日誌を書いていたら隣に五十嵐くんが座った。