しかも勢いでキスしちゃったし!
冷静を装うけど私の頭の中はパニック状態。これで振られたら……私は今度こそ一生恋できない……。
「愛華、こっち向いて」
「え?………‥んっ」
太陽は私に顔を近づけると私のくちびるに……太陽のくちびるがあたる。
それは最初は触れるだけだったけどだんだん深く、激しくなっていく。
周りにも人がたくさんいるのにそんなのはお構い無しで、太陽は私だけしか見ていない。
「んっ、太陽……ちょっとストップ!」
「はぁ……悪い」
「べ、別にいいけど……ひゃあ!」
くちびるが離れたと思ったら今度は私を抱きしめる。
トクトク……と心臓が心地よく鳴り響く。
「俺も。愛華のことが……好きだ」
「………」
「俺の彼女になってほしい」
………太陽……。ありがとう……。
私の恋は……叶ったんだね。
太陽の気持ちが、最高のクリスマスプレゼントだよ。
「これからもよろしくね」
「ああ。これからも……愛華を守るから」



