「太陽、あのね。私……伝えたいことがあるの」
「伝えたいこと?」
私は太陽を引き剥がすとじっと見つめる。その綺麗な瞳に吸い込まれそうになりながら。
深呼吸をひとつするとバッグの中からプレゼントを取り出す。
タイミングはこれで合ってるかわからないけど、私の気持ちを早く伝えたい。
「はい、これ。クリスマスプレゼント」
「え?」
私はプレゼントを差し出すと太陽に近づいて……
ーちゅ。
ほっぺにキスをした。
私のキスは触れるだけの小さなキス。太陽の時とは程遠いキス。
だけど私はこれが精一杯。
「太陽、私………太陽のことが好き。私のことを守ってくれて、大切にしてくれて……すごい嬉しかった」
「………愛華……」
「私………太陽の、彼女になりたい。私じゃ、ダメかな」
つ、ついに言ってしまった!
す、好きって告白しちゃったよ!



