コーヒーを淹れ、ソファに座っていると、
後ろから抱きつかれ、
「左手出して。」
「はい。」
薬指に指輪がはまった。
「キレイ。」
「俺と結婚して下さい。」
涙が出た。
「はい。よろしくお願いします。」
「あすか大袈裟。泣かなくてもいいじゃん」
「嬉しくて。」

そして、1年後、結婚した。
メディアにも、
『中山涼太。一般女性と結婚。』
と大きく取り上げられた。