彼のあんまり余裕の態度が悔しくて、心にもないことを言ってプイッて横を向いた。
「今までのことって……。
先生は中谷さんに指一本触れてませんよ」
ううっ、悔しいけどほんとのこと。
私がちょっと脅したら付き合うことはオッケーしてくれたけど、先生は決して私に手をだしたりしない。
「でも私の裸を見たでしょ。はっきり見たよね?」
「いや、あれは診察のために。
それに脱がなくてもいいと言ったのに中谷さんがブラウスのボタンを自分ではずしたんですよね?」
「だって、診察するなら脱ぐのかと思ったんだもん」
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