それから、また、10ヶ月が経ち、医師の国家試験があった。
2人とも無事合格した。

圭祐くんも兄も、私とは違う病院を選択した。みんな就職先はバラバラになった。

圭祐くんに相談された。
「そろそろ、裕太に俺たちのこと話して、どうどうと旅行行こう!」
「うん。」

夕食を食べたあと、圭祐くんが切り出した。