「いや、それ以上にすごいことがあって。」
「昨日、佐々木さんがうちに引っ越してきて、同居?同棲?が始まったの。」
「えーーー。」
「しー。声大きい。」
「すいません。何で?」
「お兄ちゃんの友達だったらしくて、昨日、突然『今日から友達に部屋貸すから』って。そんで、登場したのが佐々木さん。」
「偶然って怖い。」
「終わった。すぐ、私嫌われるわ。」

優希ちゃんは笑って言った。
「あー、普段可愛らしくはないもんね。
見た目は可愛いのにギャップが・・・。」
「可愛くないです。」
落ち込んだ。