金曜日17時に待っていると、車で来てくれた。
「久しぶり。乗って。」
「お久しぶりです。ありがとうございます。」

「ちょっと行きたいとこあるんだけど付き合ってくれる?
女の子の誕生日プレゼントを考えて欲しくて。」
「はい。」

『女の子・・・・』
一気にテンション下がった。

雑貨屋についた。
「女の子はどんなんが好きなの?」
「うーん、こんな感じですかね。」
平然を装い、真剣に考えた。モヤモヤするけど、一緒に選ばなきゃ。

「これ、可愛い。」
ピアスを見た。
「これ?」
「あっ、私の趣味です。ごめんなさい。」

いろいろ見て、佐々木さんは決めたようで、ラッピングしてもらっていた。

『どんな子なんだろう?』
妬いていた。