【完】溺愛体質の彼は私に好きと言わせてくれない

「ごめんなさい。実は明日、八雲くんと出かけることになっていて……」





私のバカバカ。八雲と出かけるのもう少し考えてもよかったじゃん。






そしたら私は真っ先に昴先輩を選んでいた。






「それって何時から?」






「十七時に待ち合わせしています」





そっか、昼間とかなら会えるじゃん。





けど、先輩と出かけた後に八雲くんとパーティーか。






それって八雲くんに悪いよね。





片想いの人が他の異性と遊んでから自分のところに来たら嫌に決まっている。