【完】溺愛体質の彼は私に好きと言わせてくれない

寄り道してから帰ろう。パーティーだからちょっとはおめかししないと。






一応八雲くんはあの、明星タイムだし。





地味になっていたらその名前に傷がつくよね。






それだけはファンとして絶対にやってはいけない。





「先輩はクリスマス誰と過ごすんだろう…」






考えないようにしていても自然と考えてしまう。






先輩が他の女の子とデートなんて一番考えたくない。






ブブブブ.... ブブブブ....






電話だ。八雲くんかな?





「もしもし?」






『…榛名ちゃん俺、昴だけど』





「昴先輩…!え、今どこにいるんですか?!」





突然の昴の声に驚いたスマホを持っていた手に力がこもる。