【完】溺愛体質の彼は私に好きと言わせてくれない

何を話そう。学校出てから会話の内容が思いつかない。とても話したかったはずなのに。





「昴先輩。本当に私と八雲くんは深い仲ではないです。私の目には先輩しか...」






「それは分かっている」






俺が黙っていたから勘違いしたんだな。これ以上困らせるわけにはいかない。





話を切り出さないと。






「言いたいことがあるならはっきり言ってください。先輩の考えていることが全然分かりません...」





あ....。また彼女に悲しい顔をさせてしまった。俺はいつもそうだ。






はっきり気持ちを伝えられない、好きな子に悲しい顔をさせる。






俺は最低な男だ。もう嫌われてもいい。






「知りたい?俺が今考えていること」






いっそもう、関係を終わらせてしまった方が楽なのかもしれない...。






「キミのことを教えてくれたら、オレのこと教えてもいいよ」