【完】溺愛体質の彼は私に好きと言わせてくれない

やっていることは同じでも八雲くんは話の中で、自分のことも含めて話してくれる。






お母さんのことがなければ出来なかったこと。






八雲くんなりに人の悩みを聞いていることを私は配信を通して知っている。






「八雲くんはちゃんと人の悩みを聞いて、自分の悩みも話すことが出来ているよ。いつも配信観ている私が言うんだから間違いないよ」







「ふっ!凄い自信だな。ありがとう依乃里」





少しでも八雲のことを知って依乃里は少しだが心を許せることができるようになっていった。







「でも、昴先輩のことは許したつもりはないからね!」




昴先輩と仲直りできるまで八雲くんには最後まで責任取ってもらうよ!





「あぁ…。それはどう、しようか?」





「どうしようかじゃない…!私先輩不足で倒れそうなんだよ!?」







良い人だと思ったけど、やっぱり八雲くんは全然良い人じゃない。





いい加減な人だ…!もっと発言に責任持てー!