【完】溺愛体質の彼は私に好きと言わせてくれない

迷わず仕切りのカーテンを開けると女子生徒は布団越しにその彼を見つめる。






「今日はサボり?それとも調子が悪いからかな?」





「どっちも違います。昴さんに会いたくてここで寝てました」







「どこでそんな悪いこと覚えたのかな?」






「ふふ。それはね、先輩と出会った時から。ていうか今、授業中ですよ?昴さんだって人のこと言えませんよ?」






「そうだね」






昴は依乃里の隣に座り、そのまま抱きしめた。






迷うことなく依乃里はそのたくましい背中に両腕を通して抱き締め返した。






「悪いことを教えたのは俺だ。だからこれからたっぷりおしおきするよ?依乃里、好きだよ」






「私も昴さんが大好き。これからもずっと、私はあなたを待ってます」