【完】溺愛体質の彼は私に好きと言わせてくれない

「・・・」




何故か黙ってその場に棒立ちになっている八雲。





「八雲くん?」





「可愛かったなさっきの新入生」






あまりに珍しいセリフを言う八雲を目を真ん丸くして見る依乃里と昴。






「な、なんだよ。いいだろ別に……」







「八雲くんが照れてる。なんか新鮮」







「お前でもそんな顔するんだな。依乃里より魅力的な女の子だったんだな。これで俺も安心出来る」







八雲の新しい恋を嬉しく思う二人。






一方で八雲は恥ずかしさのあまり、そっぽを向いて一足先に教室へ走っていった。