【完】溺愛体質の彼は私に好きと言わせてくれない

そして説明会は成功に終わった。トラブルもあったけど中学生の皆は満足そうに帰って行く。





最後まで中学生を見送ってほとんどの人が学校のなかに入っていく中、依乃里たちは立ち話を始める。







「良かったね。皆楽しそうで」






「あぁ、やりきった気分だ。ていうかお前ら俺が説明している時に何、イチャついてんだよ!?場をわきまえ!」




おっしゃる通りです八雲くん。気をつけていたつもりだったんだけど、昴さんに流されてつい…。





いや、人のせいにしたらダメか。





「気づかないフリくらいはしろよ。別に暗闇だったからいいだろ」





そういう問題じゃないです昴さん……。





「ダメに決まってるだろ!?やるなら抜け出せば良かっただろ…!ったく、恥ずかしい先輩だぜ。…おわっ!」







呆れた八雲は教室に戻ろうとしたその時、説明会に参加していた中学生の一人が八雲にぶつかって尻もちをついた。






「イタタ…」