【完】溺愛体質の彼は私に好きと言わせてくれない

「そりゃあ仲間に聞いても分からないはずだ。お前ら昔から惹かれあっていたんだな。羨ましいな」





そう、だから私が初めて見た配信は昴さんが作ったもの。







忘れてしまったのは今となってはどうして覚えてなかったんだろうって思うけど。






「だから私の“好き”は昴さんから始まったんだ。そのきっかけが無かったら、私は楽しいと思えることに出会えなかったし、明星くん…八雲くんにも会えなかった。昴さんがきっかけをくれたから私たちは会えたんだよ」







忘れていたからこそ、また巡り会うことが出来て新しい恋の花が咲いたんだ。