【完】溺愛体質の彼は私に好きと言わせてくれない

『違うよ。これは動画。前に友達が見せてくれたんだ。パソコンの中で大人の人が楽しい話をしてて、凄く面白かったんだよ』





『へぇー』






だんだん笑顔になってきた依乃里。昴はインタビューするかのように依乃里との会話を進める。







『依乃里ちゃんはなんで悲しそうな顔をしてたの?』






『病院にいるのつまんないんだもん。外に出て、お友達と遊びたいのにママが身体弱いからダメって……』







『そうなんだ。じゃあ外に出れるようになったら何がしたい?』