【完】溺愛体質の彼は私に好きと言わせてくれない

「ふふっ。これはね」





「俺だ」





写真を見て自分だと気づいた昴。八雲はそれも聞いて写真と照らし合わせてみた。






そして依乃里の隣にいる人物は本当に好きだと確信した。






「今日ね、ママがこの写真を見せてくれたんだ。そして思い出したの。私に配信の世界を教えてくれたきっかけとなった人物は昴さんなんだって」







「俺が…?」







「そうだよ。入院していて退屈していた私にダンボールで作った枠を使って、私に楽しいことや面白いことを話してくれた」