【完】溺愛体質の彼は私に好きと言わせてくれない

連絡…イベント前だから邪魔はできない。ここは待とう。





五分後。ようやくイベントが開始された。







『皆、ハッピーバレンタイン!今日はゲストを呼んでの配信だ。楽しんで行こうー!』





BGMと共にスタートした配信イベントは前に依乃里たちが参加した時よりも大きな歓声にモール中に響きわたる。






良かった。大したことなかったみたい。






安心した依乃里は周りのリスナーと一緒に声を上げて盛り上がる。




そばにいる昴はそんな依乃里の姿に笑顔が止まらない様子だ。





『それでは早速ゲストを呼んでみよう!』





きた!八雲くんだ!!





『今日も君と俺の時間。こんにちは。明星タイムです。キミたちと特別なバレンタイントーク。皆としていくよ…!』






八雲くんは本当に人気者だな。






今日イチの歓声が彼の元に届くと、ヴァーチャルで映し出された明星がニッコリと笑う。





手を振ってファンサをして、より大きな歓声を受け取った。