【完】溺愛体質の彼は私に好きと言わせてくれない

「私は別にそんなつもりじゃ…!昴先輩も早く言ってください」




言ってくれればこんな恥ずかしいことしなかったのに…。絶対変な子って思われた。





「人のせいにするのは良くないな。素直に言っていいんだよ?」







「何をですか…?」







ニヤニヤと悪い笑みを浮かべる昴。






何を考えているか依乃里はすぐに察しがついたが、それを当てられていることが恥ずかしくて目をそらす。




「私はいつも素直です。先輩だって本当は…キャっ!」




スっと出された昴の手が頬に当たり、驚いた依乃里は声を上げた。そして……。






「関節キスができるのを期待してたんだろ?」






昴はわざとらしく、依乃里の耳元で囁いた。






依乃里は益々顔を赤く染めて言葉がうまく話せなくなった。