仕事中の西田さんは素敵な表情や仕草をみせていて、キラキラして眩しいくらいに輝いて見えたけれど。一旦仕事から離れると、本当に気を許しているような自然体の笑顔に戻る。
そんな西田さんの一面を知ってしまった私は、むしろプライベートでの西田さんの方が好きかも。なんて思ってしまっていて。
西田さんは副社長と違い、仕事相手に対しても割とフランクな人だと思う。でも、なんとなく仕事中の二人も、似ている様な気がしていることが不思議に感じている。
私に見せてくれる西田さんの言動や表情が、気を許してくれているからだとしたら。
もしかして、副社長は私に心を許しているのかな? という結論に至ってしまうのだ。
「いやいやいや、似てないって」
「ん?」
「え? あれ? 私、なにか言いましたか」
「今、言ったばかりだろ」
「何でもないです、聞かなかったことにしてください」
両手を胸元で激しく振って誤魔化す私が、あまりに怪しかったのか。副社長はソファから立ち上がり歩み寄ると、再び私の目の前に立ったのだ。
真っすぐに見つめられてしまい、目が逸らせない。それどころか、逃げ出したいのに足が動かない。
そんな西田さんの一面を知ってしまった私は、むしろプライベートでの西田さんの方が好きかも。なんて思ってしまっていて。
西田さんは副社長と違い、仕事相手に対しても割とフランクな人だと思う。でも、なんとなく仕事中の二人も、似ている様な気がしていることが不思議に感じている。
私に見せてくれる西田さんの言動や表情が、気を許してくれているからだとしたら。
もしかして、副社長は私に心を許しているのかな? という結論に至ってしまうのだ。
「いやいやいや、似てないって」
「ん?」
「え? あれ? 私、なにか言いましたか」
「今、言ったばかりだろ」
「何でもないです、聞かなかったことにしてください」
両手を胸元で激しく振って誤魔化す私が、あまりに怪しかったのか。副社長はソファから立ち上がり歩み寄ると、再び私の目の前に立ったのだ。
真っすぐに見つめられてしまい、目が逸らせない。それどころか、逃げ出したいのに足が動かない。



