「ん? なにもしてないよ」
「チュウするならちゃんと口にして起こして」
眠っていたはずのリュウに指摘され、顔に火が点いたように熱くなる。気づかれていないと思い、密かにリュウにしていた行為がバレていたなど全くの計算外で。顔を隠したくて両頬に手を当て毛布に潜り込む。
そんな私の反応を楽しんでいるのか、リュウに勢いよく毛布を剥ぎ取られてしまった。
露わになった顔は絶対に真っ赤で、茹でダコみたいになっているはず。
「なんで隠れるの?」
「恥ずかしいからでしょっ、見ないで」
リュウが寝ているものだと勝手に思い込み、いい歳こいて何をしているんだか。
あぁ、やっぱり私ってドジでマヌケで、おっちょこちょいだ。
ちゃんと確認してから行動に移すべきだった、と後悔したけれど。自分のしでかした行動に後悔している私とは逆に「あぁ、もう可愛いんだからー」と嬉しそうに言いながら、私を抱きしめてくるリュウだから。
こんな私でもいいのかな、なんてお気楽に思ってしまうのだ。
私の頭を撫でながら、リュウは急に何かを思い出したように「そうだ、まだ優羽に話してなかった」と呟くと。腕の中に居る私を覗き込み視線を合わせた。
「チュウするならちゃんと口にして起こして」
眠っていたはずのリュウに指摘され、顔に火が点いたように熱くなる。気づかれていないと思い、密かにリュウにしていた行為がバレていたなど全くの計算外で。顔を隠したくて両頬に手を当て毛布に潜り込む。
そんな私の反応を楽しんでいるのか、リュウに勢いよく毛布を剥ぎ取られてしまった。
露わになった顔は絶対に真っ赤で、茹でダコみたいになっているはず。
「なんで隠れるの?」
「恥ずかしいからでしょっ、見ないで」
リュウが寝ているものだと勝手に思い込み、いい歳こいて何をしているんだか。
あぁ、やっぱり私ってドジでマヌケで、おっちょこちょいだ。
ちゃんと確認してから行動に移すべきだった、と後悔したけれど。自分のしでかした行動に後悔している私とは逆に「あぁ、もう可愛いんだからー」と嬉しそうに言いながら、私を抱きしめてくるリュウだから。
こんな私でもいいのかな、なんてお気楽に思ってしまうのだ。
私の頭を撫でながら、リュウは急に何かを思い出したように「そうだ、まだ優羽に話してなかった」と呟くと。腕の中に居る私を覗き込み視線を合わせた。



