花火大会の日、
 私たちは、みんなで浴衣を着ることにした。
 家を出て、駅に向かって歩いていると、
「神山さーん。」
 橋本くんが自転車でやってきた。

「後ろに乗りなよ。」
「いいよ。重いし。」
「いいから、乗って!」
「はい。」
2ケツは、すごくドキドキした。

駅に着いた。
みんなを待ち、花火大会会場に向かった。
キレイだった。
でも、花火より私の心は、橋本くんのことが気になって仕方なかった。

「キレイだったね。」
「帰ろう!」
自宅に帰った。