2学期が始まった。

 私たち、8人はよく一緒にいるようになった。他愛いもない会話でよく盛り上がっていた。
昼休みに屋上でお弁当を食べるようになった。

 ある日、まやと2人の時に相談された。
「私さぁ、橋本くんが好きなんだ!
なんか、いつも優しいし、一緒にいて、楽しい。」
「そうなんだ。」
すごく嫌だった。
私も、橋本くんが気になって仕方なかった。
 でも、まやのこと好きだから、応援しなくちゃとも思った。
 複雑な心境だった。